不育症から不妊治療へのステップアップ①|初めての生殖外来と精子スクリーニング

気付けば不育症治療を初めて1年。。。まだ妊娠出ないからそろそろ不妊治療した方が良いのかな?と不安になってきました。
不育症の定期検査を月一で受診していたので、担当の先生に不妊治療も考えたいと希望したところ、生殖外来へ紹介してくれることになりました。
今回は不育症から不妊治療へのステップアップということで、初診内容や検査内容について紹介していきたいと思います。
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不妊症から不妊治療へのステップアップ
不育症から不妊治療へステップアップする方は結構多いみたいです。
私は不育症治療を1年しましたが、女性の年齢によっては半年とかで不妊治療へ移行する場合もあります。
生殖外来の初診は、夫婦揃って話を聞いた方が良いとの事だったので、旦那に予定を入れて貰って2人で不妊治療へ行ってきました。
夫婦で生殖外来へ|初診はどんなことを聞かれるの?
まずは問診で今までの不育症の状況を確認していきます。
タイミング法は基礎体温か排卵検査薬を使用しているのかを聞かれ、基礎体温は計らず排卵検査薬でタイミング法を行っていた事を伝えました。
先生の見解では、排卵検査薬だけだと「擬陽性」といって排卵していないのに陽性になることも少なくないらしいので、排卵時期に病院で排卵検査(卵胞チェック)をするように勧められました。
また、不育症検査で引っかかった甲状腺ホルモン(TSH)の数値が定期健診で安定していない点も不妊原因の1つとして挙げていました。(→不育症の原因である甲状腺ホルモンについての記事はコチラ)
いざ不妊治療へ!不妊治療方法と内容説明
- タイミング法
- 人工授精
- 体外受精
次に不妊治療についての説明がありました。
不妊治療には大きく3つの方法があり、タイミング法→人工授精→体外受精の順にステップアップしていきます。
私の場合、不育症検査の際に、不妊かどうかの女性ホルモンの検査をしていたのですが、その数値を見ると異常がなかったので、まずは病院できちんと排卵しているのか確認したうえでタイミング法の指導に入ることになりました。
排卵までは3週間以上あったので、タイミング法をする前に旦那の精子スクリーニング検査をすることになりました。
以前旦那はベビーライフ研究所という民間企業が実施している自宅でできる精子検査をしていました。(→旦那が受けた自宅で出来る精子検査キットの詳細記事はコチラ)
その際は異常なしだったのですが、運動率など出来る限り正確に把握したいとのことなので、一応病院で検査を受けることになしました。
卵胞チェックによるタイミング法について
卵胞がしっかり育って排卵していなければ、タイミング法をしても妊娠しにくいそうです。
病院で経腟超音波検査をし、実際に卵胞がどのくらい成長しているのか、排卵前に卵胞の大きさをチェックをしていきます。
この検査は、生理が始まって13日目に卵胞チェックする検査になります。
その際、卵胞の大きさが18㎜以上になればタイミング法を実施するそうです。
子宮卵管造影検査(卵管チェック)ってナニ?
不妊治療では子宮卵管造影検査というものを行います。
簡単に言うと卵管が詰まっていないかを調べる検査です。
卵巣で卵子が排卵されると、卵管を通って精子と合流し子宮まで到達するのですが、卵管が詰まっているもしくは閉じている状態だと自然妊娠が可能性が厳しくなります。
不妊治療をする方の多くも、この検査を行うのが一般的です。
しかし今回私の場合は、妊娠経験が2回あるので先生の判断でひとまずこの検査は保留することになりました。
不妊治療のステップアップの期間はどのくらいなの?
タイミング法から人工授精、人工授精から体外受精への不妊治療のステップアップする期間やタイミングは女性の年齢に左右します。
私は32歳なので妊娠する確率が比較的高いとの事でしたので、6周期を目安にステップアップしていくことになりました。
もし40代であれば3周期でのステップアップもあり得るそうです。
しかし年齢だけで判断するのではなく、ホルモンやその他の検査もなった上で担当医が判断するので、ステップアップの期間はあくまでも参考にしておいてください。
初めての不妊治療の料金・費用
不育症で掛かっていた婦人科から生殖外来へ紹介されて受診したので、今回の費用は保険適用で220円でした。
不妊治療のための血液検査や内診もなかったので、実質は問診だけでした。
私の知り合いも不妊治療をしていたのですが、初診の時は一気に夫婦で血液検査・旦那の精子検査と一気に検査したので、病院やクリニックで初診の料金は大きく違うと思います。
また、先生から今後の不妊治療費用の話も聞いたのですが、人工授精は2万円程度、体外受精は30~50万程度のようです。
ただし全て実費で支払わなくても、自治体の補助金制度を利用すれば負担を抑えられるようです。
私が人工授精や体外受精にステップアップする際には、また詳しく不妊治療に関する費用もレビューしたいと思います!
【不妊治療】旦那の精子スクリーニング検査

精子スクリーニング検査とは
精子スクリーニング検査とは、精子の質や状態を検査するものです。
精子検査や精液検査とも言い、男性不妊の検査として用いられるポピュラーな検査になります。
- 精子量(≧1.5mL)
- 精子濃度(≧15×10⁶/mL)
- 運動率(≧40%)
- 直進率(≧32%)
※()は2010のWHOの基準値
精子検査はその日のコンディションだったり生活習慣で大きく結果が異なってくる検査ですので、1項目が基準値を下回っていても、次の検査では良くなっていたり、その逆も十分あり得ます。
ですので1回の検査だけで一喜一憂しなくても、ある程度の目安としてとらえておきましょう。
精子スクリーニング(精子・精液精液)の採取方法
先生に言われたのは、必ず禁欲期間を2~3日設けて精液を採取するように言われました。
また、出来るだけ精子の運動率を正確に見る為に、採取時間と提出時間が近い方がベストだと言われたので、旦那には採取時間を合わせてもらいました。
精子スクリーニング検査では、専用の採取カップに採取した精液を提出します。
採取カップには、夫婦の氏名・提出した日付と日時・を記入します。
朝一に外来受付に提出し、すぐに先生にスクリーニング検査をしてもらいました。
旦那の精子スクリーニングの検査結果
精子スクリーニング検査は血液検査と違って、10分もあれば数値が出るようです。
検査の結果は、精子量・精子濃度は問題なし(むしろ基準値より良い)でしたが、運動量・直進率が基準値ギリギリの数値でした。
基準を大きく下回ると再検査をするようなのですが、ギリギリとはいえ先生の見解では問題ないとの判断だったので、予定通りに次の排卵を卵胞チェックしてタイミング法で進めていくことになりました。
精子の運動率・直進率は不妊や不育に関係してるの?
旦那の精子スクリーニング検査で運動率と直進率が基準値ギリギリだったのですが、先生のお話では生活習慣で直結する改善策はこれと言ってないそうです。
しかしストレスのない規則正しい生活を送る(タバコはダメ)、またはビタミンDを積極的に摂るということに気を付けるのは大切なので気を付けていきます!
運動率は精子が多方向に動きまわている数値で、直進率は精子が真っ直ぐ突き進む数値のことです。
後で調べてのですが、運動率などはその日の体調などにも左右してしまうので、1回の検査だけで不妊や不育の原因とは言えません。
あまり気にせずに心身ともに健康な気持ちでいることが一番の改善策かもしれません。
精子スクリーニング検査の料金・費用
今回の精子スクリーニング検査と診察費用は、保険適用で600円程度でした。
旦那は大学病院の他科で診察経験があったので、初診料を取られなかったのも大きいかもしれません。
想像していたより費用が安かったので、かなり助かりました。
まとめ|不育症から不妊治療へステップアップするなら早めに決断を!

私は32歳ですが30歳を超えると徐々に妊娠する確率も低くなるみたいなので、早く決断して不妊治療へ移行するのが良いと思いました。
実際私も不育症治療しているから、自然妊娠するだろうと思っていましたが、なかなか簡単にはいかないものです…
不育症治療で継続しているお薬を飲みながら、不妊治療のステップアップを頑張っていきます!
まだ始めたばかりですが、旦那と相談して不妊治療に踏み切って良かったと思います。
不育症は妊娠する力があると思っていましたが、年齢の事を考えると自然妊娠を待つよりも、病院で検査してタイミングを指導してもらう方が当然確率は高くなります。
30代って女性にとってとても大事な年代だから、妊活期間は大事に過ごしていですよね。
次は卵胞チェックの検査で、いよいよ本格的に不妊治療のファーストステップ(タイミング法)をする予定です!
ついでに甲状腺ホルモン値(TSH)の検査もしてきます。
先生いわく今度の血液検査でもしまたTSHの数値が安定しなかったら、内分泌専門の内科の先生に診てもらい、薬(チラージン)の調整もお願いすることにしました。
大学病院は専門の先生が多いので、そういった面では助かりますね!
ではまた(^o^)丿
ここから精子スクリーニング検査の流れをご紹介します。